学資保険の確定申告など、一時所得について

学資保険の保険料の払い込みを終え、やがて満期を迎えると、多額の満期保険金(学資金)や祝い金を受け取ることができます。学資保険の加入者の大半は、受け取ったお金を子供の進学時や入学後に必要な費用の支払いにあてますが、中には満期に受け取ったお金の一部を残しておいたほうが良い場合があります。

学資保険の満期保険金や祝い金の一部を残しておいたほうが良い理由は、保険金を受け取った年の翌年に確定申告をしなければならない可能性があるからです。学資保険の契約者と保険金受取人を同一にした場合、受け取る満期保険金は税法上、一時所得として算入させなければなりません。一時所得は、競馬などの公営ギャンブルで得た配当金や、懸賞や一般参加番組に参加して獲得した賞金などが算入の対象となっており、得た収入からその収入を得るために支出した費用と特別控除額を差し引き、そこからさらに2分の1を乗じた金額が所得金額となります。学資保険の場合、収入を得る際に必要となった経費は、満期保険金を受け取るまでに払い込んだ保険料の総額が該当します。

確定申告をしなければならないかどうかは、一時所得以外の所得金額を計算し、それらをすべて合算した総所得金額から、損益通算および繰越控除を適用し、さらに所得控除や特別控除を適用させた結果得られる課税所得金額がどうなるかで決まります。学資保険の加入者は、保険金を受け取る段階でも給与所得者であることが多いため、給与所得以外の所得金額の合計が20万円を超えるかどうかが基準となります。もし、給与所得以外の所得の総額が20万円以下であれば税務署に申告をする必要はなくなりますが、税制上の特例を適用した場合はたとえ所得税がゼロとなったとしても確定申告を行わなければなりません。
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